ゼノブレイドはPS2までのRPGと、それ以降のマイルストーンのような作品だった。最新ハードに主戦場が移っているが、ゼノブレイドはどちらかというとPS2のRPG郡の側に属し、FF12などの作品と比較したほうが良いだろう。 RPGにおける現実の捨象 RPGというジャンルは「起こっていたかもしれない事象」を簡素に捨象して発展したものだった。あらゆるステータスは数字のパラメータに置き換えられ、剣戟による体力の消耗は、ヒットポイント、攻撃力、防御力という概念を生んだ。 このように簡素化されたのは、ゲーム機の表現の限界に沿ったものだった。DQ1を思い出してほしい。今でこそ単純に思えるかもしれないが、今のRPGも未だあの文脈の上にあるといっても差し支えないだろう。*1 RPGと体感時間 時間感覚が顕著に問題になったのは、自分の知る限りロストオデッセイが最初だったと思う。 ロストオデッセイ Xbox 36