ビワヒガイ(琵琶鰉、Sarcocheilichthys variegatus microoculus)はコイ科カマツカ亜科に属する魚。琵琶湖固有種である。カワヒガイ S. v. variegatus とは亜種の関係となる。自然分布は、琵琶湖と瀬田川であるが、移植等によって東北地方、関東平野、北陸地方、諏訪湖、高知県にも分布する。 形態[編集] 全長は約20 cmほどになる。背鰭に1本の黒色帯がある。幼魚は体側に黒色縦帯があるが、成長につれ薄れる。カワヒガイに似ているが、吻がとがって長く、やや口が大きいなどの違いがある。また、眼が小さく、尾鰭後縁の切れこみが深いという特徴がある。口ひげは短い。 繁殖期の雄は、頬が橙色になり目が赤くなる。 生態[編集] 湖や河川下流域の砂底や砂礫底で障害物の多い場所に生息する。雑食性であり、水生昆虫や小型の巻貝、付着藻類などを食べる。繁殖期は4月から7月であり