ここ数年、Sunは自社ソフトウェアのオープン化に本格的に取り組むようになってきた。その最新の成果は、LinuxやBSD同様のオープンソースUnixオペレーティング・システムでこの5月にリリースされた OpenSolaris だ。試用したところ、デスクトップにもサーバーにも十分使えるOSだった。 OpenSolarisはSunのCommon Development and Distribution License(CDDL)の下でリリースされている。このライセンスはLinuxに適用されているGNU Public License(GPL)と互換性がなく、したがってOpenSolarisに使われている多くの技術がすぐにもLinuxに波及する見込みはない。また、完全なフリーでもなく、一部のコンポーネントはOpenSolaris Binary Licenseの下でバイナリー形式でのみ提供される。 イ