日本ヒューレット・パッカード(HP)は2010年3月8日、データセンター内の温度や湿度をセンサーで監視し、変化を可視化するシステム「HP Data Center Environmental Edge」の販売を開始した。サーバーの配置や温度管理作業を効率化でき、電力コストや冷却に要するコストを3割削減できるという。 Data Center Environmental Edgeは、センサーと通信機器、監視用ソフトウエアで構成される。ラックの前面と背面に温度や湿度を計測するセンサーを取り付け、それらを「ベースステーション」と呼ばれる通信機器に接続する(写真1)。ベースステーションは計測データを無線通信でサーバーに送る。 データを受け取るのは、「HP Insight Environmental Observer」と呼ばれるソフトウエアである。HP Insight Environmental Obs
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