「ノミ」や「ダニ」をはじめとした「寄生虫」による病気や症状は様々なものがあり、寄生虫による被害を予防するためにも、知識や予防策を知ることが大事になります。今回は猫の寄生虫のひとつ「トキソプラズマ」による症状や予防法について解説します。 寄生虫「トキソプラズマ」とは 寄生虫の1種「トキソプラズマ」とは単細胞生物の病原体で、猫や犬、鳥、人間と、猫以外の動物にも感染する「ズーノーシス(人畜共通感染症)」としても知られる寄生虫です。 このトキソプラズマに感染することで、嘔吐や下痢といった症状があらわれますが、特に子猫や母猫、免疫力の低下している猫が感染してしまうと、非常に危険な状態に陥る場合があります。 しかし、健康体の猫であれば、必ずしもトキソプラズマが脅威ではない場合もあります。初期症状では下痢などの症状を引き起こしますが、次第に症状もおさまり、感染していたこともわからずに終息していきます。