愛猫が以前に比べて、走ったり飛び回らなくなったり、体が浮腫んでいたり、お腹が膨れたりしていないでしょうか。こうした症状は、ネフローゼ症候群と呼ばれる病気が関係しているかもしれません。今回はネフローゼ症候群について解説していきます。 ネフローゼ症候群とは? 愛猫の食欲が無いのにお腹が膨れてきていたり、全体的にむくんでいたりしていないでしょうか。こうした様子が見られる場合には、「ネフローゼ症候群」の疑いがあります。 ネフローゼ症候群とは、腎臓に何らかの原因によって障害が起き、本来の濃度よりも多量の「タンパク質」が尿中に流れ出てしまうことで、体内のタンパク質量が減少してしまい、様々な疾患を引き起こしてしまう腎臓疾患群の事を指します。また、血中のコレステロール値の上昇も特徴となります。 ネフローゼ症候群が比較的多く発症する猫種には「シャム」「アビシニアン」「オリエンタル」といった種類が挙げられます