猫の泌尿器が原因となる病気の「膀胱炎」。細菌による膀胱の炎症や、膀胱内に傷がつくことでも膀胱炎となってしまいますが、猫に多く見られるのは「特発性膀胱炎」と呼ばれる原因不明の膀胱炎です。今回はこの膀胱炎について解説していきます。 猫の膀胱炎について 「膀胱炎」とは、膀胱が細菌などの感染によって炎症している状態の病気です。犬はこの細菌感染による膀胱炎になる割合が高いのですが、犬に比べ猫は尿質が濃く、細菌による感染というのはまれな状態で、猫にとっては細菌性膀胱炎の発症率は、あまり高くないです。 代わりに、猫が膀胱炎を発症するのは、「特発性膀胱炎」と呼ばれる膀胱炎がほとんどです。しかし、この特発性膀胱炎を発症する原因は、未だに解明されていないのが現状です。 膀胱炎の症状とは 膀胱炎を発症することで、排尿の回数が増えたり、回数の割には尿の量が少ない・出ていないといった症状が見られます。また、尿の臭い