一応、アメリカのそっち系で仕事してるけれど、作家主義に対してこっちが民主主義的ってのはちょっと違和感。 こっちのチームっていうのは競争をくぐり抜けてきて互いの強みも何も分かった上でのチームだから。プロスポーツのチームみたいなもん。脚本家がたくさんクレジットされてたって、何も最初からみんなで会議して決めてくわけじゃない。全体のビジョンを監督と共有しながら、自分に最も貢献できるところをそれぞれが強くしてく感じ。貢献できなければ去るだけだし、必要なら助っ人を金で雇い入れることもある。 作家主義が作品において「負ける」とは思わないんだけれども(こっちの業界人は日本のそういう作品のファン多いよ)、日本の作家主義の最大の弱点は次世代を育てるのがうまくいかないことだと思う。作家の「サポート」だけをどんなに続けても作家に変われるとは限らないからなあ。 もっともかつての漫画業界ではアシスタントからデビューっ
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