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読書をする時は、単純に知識を得たいから読むという場合もあるけれど、基本的にはその本を触媒として新しい発想や視点を思いつこうという目的で読むことが多い。 今読んでいる本でもそういうことがあった。 読んでいるのは『技術者(エンジニア)の心眼』(ちくま学芸文庫)という本で、エンジニアのもつ独特な思考や技術の在り方について書かれている。この中に書かれていたエジソンの発明品に関する記述が、特に自分の中では引っかかった。 「エジソンは、蓄音機、印字式電信機、電気ー機械式テルオートグラフ(文字や絵を電気信号に変えて、離れた場所で再生する装置)、キネトスコープ(映画の前進)などの様々な機械で採用した機械的な組合せを、くり返しくり返し使用した(『技術者の心眼』p.46)」 つまりエジソンは、回転シリンダーという機構を自分の思考のスタイルとして、色々と応用しながら様々な機械を発明していったらしい。 例えばdy
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