今年度も8割以上の勝率を記録し、10月には新人王戦で優勝。快進撃を続ける藤井聡太七段が叡王戦本戦で斎藤慎太郎新王座に挑む。 25歳の斎藤は10月末に王座を奪取。自身初のタイトル獲得を果たし、乗りに乗っている若手棋士だ。7月の王座戦挑戦者決定トーナメントでも藤井七段を破っている。 昨年、その斎藤王座が『天才 藤井聡太』(文春文庫)の若手棋士連続インタビューで、29連勝と鮮烈デビューした藤井七段について、永瀬拓矢七段、三枚堂達也六段とともに証言していた。「小学2年だった少年」に初めて会ったときの斎藤王座の記憶とはどんなものだったのだろうか。