子宮頸がん予防ワクチンに対し、さまざまな情報が出てきている。今回は改めて、子宮頸がん予防ワクチンについて、有効性、安全性を、東京大学医科学研究所附属病院 内科 湯地晃一郎氏が解説する。 子宮頸がん予防ワクチンの公費助成が昨年開始されました。国と地方自治体が50%ずつ費用を負担するという形で、ほぼ100%の地方自治体が助成する方針を決定しています。 子宮頸がん予防ワクチンの認知が高まる一方で、このワクチンが本当に有効なのか、また安全であるのか、疑問の声がネット上で散見されます。 本連載「受ければ安心、知らないと損する!! 日本のワクチン」の第1回では、「誰もが感染源の危険性!? 子宮頸がん予防ワクチンが必要なワケ」と題して、子宮頸がん予防ワクチンの必要性について述べました。 本稿では、子宮頸がん予防ワクチンの有効性と安全性について、解説します。 Q1 子宮頸がんを予防するには、どうすればいい