ずっとずっと、ゲームが作りたかった。 小学校6年生のころ紙とサイコロであそぶ「TRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)」に出会ったときは、熱狂した。休み時間に友達3人と教室の隅っこでゲームに興じた。ゲームマスターというシナリオをつくりゲームをコントロールする立場として遊んだが、いずれゲームシステムそのものを制作することに夢中になった。しかしオリジナルシステムは、友達すら遊んでくれなかった。 高校時代パソコンを手に入れ、ゲーム制作を開始した。当時はノベル制作の汎用ツールが出始めており、プログラムができない俺はそうしたツールを使って二次創作のゲームを作ってサイトに公開した。PS「東京魔人学園」の二次創作で、コミケでも頒布した。フロッピーで、値段は150円だ。持ち込んだ20枚が完売した。その後もノベルゲームを作ったが、オリジナル作品は根気が続かず完成しなかった。 大学にはいるとプログラム