セ・リーグ下位球団はこのままマイナー化していくのか。ヤクルト投手陣がロッテに10者連続安打を喫した同じ夜、広島もオリックスに10人連続安打を喫した。とても日本プロ野球の"メジャー"同士の戦いにはみえなかった。 集客力などリーグ全体の盛り上がりをみても、セ・パの立ち場が昔とは入れ替わった感がある。私が西鉄に入団した当時は巨人、阪神を中心とするセにかなわず、パの監督たちは「せめてグラウンドでは」と打倒セに血眼になったものだった。 球宴では西鉄・三原、南海・鶴岡の両監督とも「勝機があれば、最後はエースをつぎ込む」と宣言していた。パにとっては死活問題で、おちゃらけたムードが生まれる余地はなかった。今のセにかつてのパの必死さが必要だ。 今年の球宴も放っておくとお遊びになるだろう。だからセの原監督は球宴の真剣勝負を宣言し、ベストの編成をしてほしい。まんべんなく選手を出すのでなく、勝利を目指すこと。何よ