農林水産省が食料・農業・農村基本法改正案と併せて今国会に提出する食料供給困難事態対策法案（仮称）の概要が8日、分かった。コメ、小麦、大豆などが不足する食料危機時に政府が供給目標を設定。農家に増産計画の届け出を指示できるとし、従わない場合は20万円以下の罰金を科す。 対策法案は、食料安全保障の確保を柱に据えた基本法改正案の内容を具体化する役割を持つ。2月下旬にも国会に提出する。 コメ、小麦、大豆のほかに「国民が日常的に消費するもの」や「国民の食生活に重要なもの」を政令で「特定食料」に指定し、出荷・販売業者にも供給量を調整する計画の届け出を指示できるとした。

【バンコク＝藤川大樹】軍事クーデターで実権を握ったミャンマー国軍が11日午前7時半ごろ、北西部ザガイン地域カンバル郡区の村を空爆し、住民ら少なくとも53人が死亡。さらに同日午後5時半ごろにも同じ村が空爆された。 現地からの情報や地元メディアなどによると、村では同日、民主派の行政事務所の開所式があり、近隣の村からも人が集まっていた。国軍の戦闘機が式典会場を空爆し、続いてロシア製の攻撃ヘリ「ミル35」が15分間にわたり機銃掃射したという。