こんにちは。田原です。 Visual Stduio用のプロジェクトはGUIで1つ1つオプションを設定するので、ひょいっとプロジェクトを作るという訳にはいきません。また、マルチ・プラットフォーム開発はビルドにも意外に苦労します。CMakeはこの両者の問題をかなり高いレベルで解決できます。 ひょいっとVC++用プロジェクトを作れますし、マルチ・プラットフォーム対応プログラムを様々な環境でビルドするプロジェクトをCMakeだけで構築できます。 今回は、CMakeを使うためのビルドに関する予備知識とCMakeを使うメリットとその基本的な使い方を説明し、TheolizerをCMakeプロジェクトに組み込む方法を解説します。 1.予備知識 1-1.ビルド=コンパイル+リンク ビルドと一言でってもその中身は様々な工程の集まりです。 その多数の工程はざっくりコンパイルとリンクに分けることが出来ます。 C+
![CMakeの基礎とTheolizerの組み込み方 | Theolizer®](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/269f1c29e3e1f62b1ce6b9113deab93cbcd5f964/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftheolizer.com%2Fwordpress%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F09%2Fnakazawa-200.jpg)