2010年2月5日金曜日 山口県 スケソウダラを中国の青島に輸出 関港から今月下旬、中国・青島市に宮城県石巻産の冷凍スケソウが初輸出されることになった。下関市の日中貿易(劉健軍社長)が手がける新事業で今後、青島経由で黒龍江省や遼寧省などを中心に商圏を広げていく計画。同社は中国の正月「春節」明けを待ち、第一弾として約50トンのスケトウダラを下関出港の青島行きフェリー「ゆうとぴあ」で輸出する予定。 日中貿易は中国産農水産物の輸入を主体にしてきたが、2008年から水産物の対中輸出に着手。長崎や山陰、三重でサバ、スルメイカ、アジ、タチウオ、養殖ブリを買い付け、青島や大連などに輸出販売し、業績を伸ばしている。09年水産物輸出量は約1200トンで、今年は2月までですでに昨年の半分に相当する600トンの実績を挙げた。 同社の中国向け冷凍スケトウダラの主要サイズは1匹200~300グラムで、輸出販売価