2010年2月19日金曜日 北陸 石川県 金沢市にある辰巳用水が国史跡指定、末浄水場園地は国名勝に 文部科学省は22日、金沢市の辰巳用水を国史跡に指定する見通しとなった。「金沢の文化的景観城下町の伝統と文化」の重要文化的景観選定と、「末浄水場園地」(同市末町)の国名勝指定も同時に決定する見込み。 国史跡となるのは、東岩取水口(同市辰巳町)から兼六園までの延長約11キロのうち、暗渠(あんきょ)や流路が変更されている部分を除いた約8・7キロ。 「金沢の文化的景観」は、金沢城跡周辺、卯辰山公園の両区域のほか、犀川や浅野川、市中心部を流れる大野庄、鞍月、辰巳の各用水、惣構跡などで構成し、対象面積は計292万平方メートル。文化的景観を形成する重要な構成要素として143件が特定されている。重要文化的景観の選定は北陸三県で初めてとなる。 32年に完成した園地は東屋(あずまや)や噴水を生かした独特の