海上保安庁は26日、小笠原諸島(東京都)の西之島付近で噴火により出現した新しい島について、溶岩流によって島が拡大し、西之島とつながったと発表した。 西之島付近では1970年代にも噴火で新島が出現し、約9か月かけて西之島と陸続きとなった。今回は新島が確認されてからわずか1か月余りでスピード合体した。 東大地震研究所などの火山学者は、新島の火山活動が活発で大量の溶岩が流れ出ている点を指摘する。前野深・東大地震研助教は海上保安庁の航空写真などを分析し、「70年代の噴火時に比べて1日当たり約5倍の溶岩が流出している」と話す。 さらに、新島が出現した付近の海底が、70年代の噴火によって、それ以前に比べて浅くなっていたことも、スピード合体につながったという。 海上保安庁によると、70年代の噴火より前は、新島付近は水深20~30メートルあったが、そのときの噴火で流れ出た溶岩などが海底にたまったことで、水
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