江戸時代に白米中心の食事が原因で脚気がひろまりました。脚気は江戸を中心に蔓延しましたが江戸以外ではあまりみられなかったので「江戸わずらい」と呼ばれました。脚気の原因はビタミンB1の欠乏ですが、判明したのはなんと大正時代です。当時、結核と並ぶ2大疾患だった脚気の原因がビタミン欠乏だとわかったのは1910年代のことで、死亡者が少なくなったのは1950年代と割と最近のことなのです。 近年、糖質制限ブームもあり白米は悪者にされがちですが「白米は体に悪い」説の正しい読み方を解説したいと思います。 東洋経済「最先端の医学では『白米は体に悪い』が常識だ」を解説します2018年04月13日東洋経済オンラインに掲載されたUCLA助教授津川友介先生の日本人の食生活に警鐘を鳴らした興味深い記事が著者の期待したような受け止められ方がされていなくて、残念な気持ちがしています。 このブログで私が言いたかったことはどん