放課後のプレアデス みなとの星宙 作者: 菅浩江:著 GAINAX:原作出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2015/08/01メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (4件) を見るゆっくり読める時間を待ってたらちょっと遅くなってしまったか。というわけで感想を。 本作は本篇をそのまま小説化するのではなく、本篇では謎めいた人物だった作中の敵役にして最大のキーパーソン、みなと視点で本篇を逆側から捉え直すものになっている。本篇九話十話を軸にする形でぐるりと裏返してみることで、本篇をさらに立体的に膨らませている。 みなと視点での小説、というのが非常に奏功しているのは、文字媒体ならではの丁寧な心理描写を行えるからで、焦点人物も一人なので、この利点を生かして一冊かけてみなとを描き尽くすことで、みなとの心情が非常に切実に感じられる。また、小説は描写と説明が自然に行えるので、本篇では一言
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