フィギュアの見え方を決める唯一にして絶対の基準は「撮影距離」である。大半の講座が教えるところの「焦点距離」(画角)は、見かけの大きさと写す範囲を決めているにすぎない。 まず基本を示す。フィギュアに適した焦点距離は中望遠(フルサイズ100mm前後・APS-C60mm前後・マイクロフォーサーズ45mm前後)、撮影距離は1/6~1/8スケールで立像全身の場合、1m前後だ。このレンズおよび距離は、フィギュアが歪んで見えなくなるギリギリの水準となる。すなわち撮影のしやすさと撮影クオリティの双方を得られる端っこ、プロのような写真を撮るための「最低基準」となるが、フィギュア業界だと実質これがサンプル撮影のスタンダードになっている。 写真ハウツーのほぼすべてが画角および焦点距離の視点で語るのは、大半の撮影シーンが「マクロ撮影でない」からだ。ところがフィギュアの見え方はマクロの領域である10センチから数十セ
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