熊本県人吉市教委は16日、市の弓道場で放たれたアーチェリーの矢(長さ約55センチ、直径7ミリ、カーボン製)が、的を大幅に外れて施設から約30メートル南側の住宅の網戸に刺さる事故があったと発表した。 けが人はなかった。 発表によると、13日午後4時半頃から同6時までの間に、市アーチェリー協会員の男性(60歳代)が放った1本。14日朝、住人が人吉署に「勝手口横の網戸に矢が刺さっている」と相談し、同署が男性のものであることを確認した。 弓道場は幅約7メートル、的までの距離は約60メートル。的の上には、地上から約7・5メートルの高さまで細かい網目のフェンスが張ってあったが、矢は、この上を越えたとみられる。 市教委は新たに安全対策を施す方針で、当面、弓道場でのアーチェリーの使用を禁止とした。