自分の体を機械のように扱ってはいけません。「私ならそのくらい耐えられる」と思ってもダメです。ワークアウトと同じくらい、リカバリーにも細心の注意を払うべきです。この記事では、多くのランナーが陥りがちな間違いを紹介します。こうした間違いを犯すと、体にストレスが溜まって故障の原因になる恐れがあります。話は10年前に遡ります。私はうぬぼれきった19歳で、毎週のべ130キロもの距離を走っていました。災難が自分を待ち構えているとも知らないで。 自分のしていることがどれほど無謀か、まったくわかっていませんでした。大学の陸上のコーチは、ランニングの距離を私たちの裁量に任せてくれていました。それで、私は長距離を無茶なペースで走りすぎていたのです。リカバリーの期間も充分にとっていませんでした。コンディションを保つための「ちょっとしたコツ」なんて、当時は無関心でした。 コーチがいるだけでも恵まれた環境というべき