財布に求められる「使いやすさ」は、何より、中の紙幣やコイン、カード類の出し入れのしやすさでしょう。しかし、例えば長財布は紙幣とカードの出し入れには向いていても、コイン入れは無いし、スイカなどの交通機関のカードの収納には向きません。また、通常の二つ折り財布は、コインを優先すれば紙幣が取り出しにくくなり、紙幣を優先すればカードの収納数が減り、カードを優先するとコイン入れが小さくなるなど、何れかの機能を優先させるようにしないと、中途半端な財布になってしまいがちです。 m+のウォレット「MILLEFOGLIE」は、そんな財布の「使いやすさ」を構造のレベルで実現した、ちょっと類を見ないデザインになっています。従来の財布の構造やデザインを、全く踏襲することなく、その構造をゼロから組み上げたような仕上がりは、一級建築士であり、皮革デザイナーでもあるm+のデザイナー、村上雄一郎氏が何度も試行錯誤して作り上