「サービス提供のスピードを上げるため、運用監視の仕組みは極力自動化を進めている」。サイバーエージェントでシステム基盤の構築、運用を担当する長谷川誠氏(アドテク本部 技術戦略室 Central Infrastructure Agency 基盤グループ リードインフラエンジニア、写真1)は、こう強調する。 写真1●サイバーエージェント アドテク本部 技術戦略室 Central Infrastructure Agency 基盤グループ リードインフラエンジニア 長谷川誠氏 広告配信サービスを提供する同社のアドテク部門では2014年6月、同サービスを支えるシステム基盤の運用管理の仕組みを強化した。これまで約700台のサーバー監視に利用してきたオープンソースの運用管理ツール「Zabbix」の活用を広げ、自動化を推し進める取り組みだ。ユーザー部門が自ら仮想マシンを起動や削除できるプライベートクラウドを