京都府与謝野町の温江(あつえ)遺跡で、人の顔を表現した弥生時代前期(紀元前4世紀ごろ)の土器が見つかり、府埋蔵文化財調査研究センターが26日、発表した。センターでは「ウルトラマンか、(大阪・通天閣の)ビリケンさんに似ている」と話題になっている。 土器は、弥生前期の環濠(かんごう)集落の一部とみられる溝(幅約2メートル、深さ1・2メートル)から、つぼやかめの破片とともに出土。首から下は割れて残っていなかった。素焼きで、顔の長さと幅は、いずれも7・6センチ、奥行きは7・1センチ。内部は空洞になっている。 えらが張り、切れ長の目で鼻筋が通っており、両耳と鼻には穴が開いていた。頭頂部から後頭部にかけてまげのようなものがあり、くしで結わえたような形をしていた。 センターは「弥生の人の姿を写実的に表しており、見る角度で表情が変わる。農耕祭祀(さいし)にかかわる特別な土器の可能性があり、当時の風習を考え
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