映画『風立ちぬ』を最後に宮崎駿監督(72才)が引退を宣言したが、周囲では後継者問題が勃発している。 後継者の最有力候補と目されていたのは、長男の宮崎吾朗氏(46才)だが、宮崎監督との確執も伝えられている。宮崎監督が心の中で“後継者に”と考えているのではといわれているのが、映画監督の庵野秀明氏(53才)だ。 『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの監督として知られる庵野氏は、今回の『風立ちぬ』では主人公・堀越二郎の声を担当しているうえ、もともと、彼はジブリとの繋がりが深い。 「庵野さんは新人時代、『風の谷のナウシカ』のアニメーターに応募したんです。その才能を認めた宮崎さんが採用を即決し、劇中の重要なシーンである、巨神兵が崩れ落ちる場面を庵野さんに担当させました。それだけでも異例の抜擢なのに、宮崎さんはできあがった原画に、ほとんど直しも入れなかったんです。それほど庵野さんの描いたものは宮崎さんのイ