ピクサーの好調の維持と、当時低迷していたディズニーのアニメーション部門再建を託されたのが、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオとピクサー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるジョン・ラセター氏だ。その後もピクサーはヒット作を連発し、懸案のディズニー側のアニメーション事業でも「塔の上のラプンツェル」「シュガー・ラッシュ」などのヒットで、輝きを取り戻しつつある。最新作「モンスターズ・ユニバーシティ」公開に合わせて来日したラセター氏が、当時の課題をどう乗り越えたかを語ってくれた。 経営目標とクオリティーの狭間で ディズニーがピクサーを買収した時、ジョン・ラセター氏はピクサーの副社長だった。当時、ピクサーの作品公開ペースはおよそ1年半に1本。異例のスローペースも辞さずに作品の質にトコトンこだわり、「トイ・ストーリー」などのヒット作を生み続けることでブランド
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