こう語るのは、リクルートで「就職ジャーナル」「ケイコとマナブ」「仕事の教室」などの編集長を務め、現在はFeelWorksの代表で、人材活性化コンサルタントとして活躍する前川孝雄氏だ。 近年、広く知られるようになった「ダイバーシティーマネジメント」という言葉。「多様性を生かしたマネジメント」という意味だが、日本では女性活用・活躍支援から着手する企業が多い。内閣府が「2020年までに、社会のあらゆる分野において指導的地位に女性が占める割合が少なくとも30%程度となるよう期待する」という指標を示したことも追い風となり、「女性活躍推進室」「ダイバーシティー推進室」などの専任部署を設立する企業も増えている(参考記事はこちら)。 しかし実際には、男性上司と女性社員のコミュニケーションがなかなかうまくいかない現状がある、と前川氏は指摘する。9月末、東京都中央区の志縁塾で開催された講演会「今どき女性社員の