UPS( Uninterruptible Power Supply )と CVCF( Constant Voltage Constant Frequency )の特徴について解説する。住宅用途や業務用途を問わず、電子計算機やパソコンは高機能化が進み、大容量ディスクにデータが保存され、高速処理が行われている。これら演算装置は電力会社から送られる電源を供給することで安定稼働しているが、電圧の変動や瞬間的な停電により、機能を停止してしまう繊細な電気機器のひとつである。 日本国内の送配電の信頼性は高く、災害発生時を除き、長期間に渡る停電が発生する可能性は低い。しかし、落雷を原因とする瞬時電圧低下は比較的頻繁に発生しており、電圧の変動による影響は大きい。電圧が変動すると演算装置は安定性を失い、突発的な電源遮断や再起動などにつながり、データが失われるといった致命的な事故に進行するおそれがある。 通信機