「テレビで帯のニュース・情報番組をやっている50代以上の女性って、実は私と安藤さんだけだったので」 日本テレビ「news zero」でキャスターを務める有働由美子さんは、「ずっとお会いしたかった」という安藤優子さんとの対談で、そう語った。 かつては「若さ」に価値がおかれ、一定の年齢に達すると退社するケースも少なくなかった女性アナウンサーたち。いまだ男性の多い報道現場で、40年にわたり、テレビ朝日やフジテレビの生放送番組に出演し続けた安藤優子さんは、女性キャスターのパイオニアの一人だ。 「文藝春秋」2月号で実現した、初顔合わせの“看板キャスター”対談で、テレビカメラから離れた二人が語り合った、オトコ社会での「生き抜き方」とは――。 ◆◆◆ 安藤 私がこの世界に飛び込んだ40年前も、私の前を歩いている先輩たちがいましたが、当時は「女は黙って天気予報でもよんでろや」という世界でした。 有働 安藤
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