米金融危機で邦銀の力が再評価されているが、先見性が試される局面でもある(三菱東京UFJ銀行本店=左=と三井住友銀行本店) 米金融危機を受けて日米欧の金融勢力図が急変している。三菱UFJフィナンシャル・グループはモルガン・スタンレーに出資する。一方、三井住友フィナンシャルグループにはゴールドマン・サックスから出資要請が来なかった。復権に向けてメガバンクの対米戦略は難しい局面に差し掛かっている。 三菱UFJのモルガン出資、「得られる果実」への期待と不安 三菱UFJのモルガンへの出資は異例ずくめ。通常は資産査定(デューディリジェンス)をしたうえで出資するが、今回は合意が先。出資比率も10―20%で、出資額は最大9000億円にものぼる。 40ドル台を維持していたモルガンの株価は9月に入って急落、18日には11ドル台まで下げた。これを受けモルガン側が出資を要請し、三菱UFJ側が応じた。株価はそ
北京オリンピック準決勝、連覇を狙うアルゼンチンがブラジル相手に3-0で快勝し、決勝進出を決めた。この試合での主役の一人は2ゴールを決め、3点目のPKを誘ったアトレティコ・マドリー所属の“クン”アグエロだと言える。ここまで本来のパフォーマンスを発揮していない印象のある“クン”アグエロだが、ライバル相手に爆発した。 母国の勝利、そして“クン”アグエロの活躍に誰よりも喜びを爆発させたのはアルゼンチンフットボール連盟のグロンドーナ会長とともにこの試合を観戦していたディエゴ・マラドーナ氏だ。52分、“クン”アグエロが先制弾を決めると飛び上がって歓喜。ピッチに背にし、両手を突き上げ、喜びの雄叫びを上げながら“クン”アグエロのゴールを祝福。その後、椅子に座り直したマラドーナ氏は頭を下げ、そっと涙した。 “クン”アグエロはマラドーナ氏の次女ジャンニーナさんと交際中で、来年2月には第1子が誕生する予定。“息
春のチベット騒乱のときのように、また「他人事」で済ませるのだろうか。 「平和の祭典」たる北京五輪を尻目にグルジアに侵攻したロシアに対し、北大西洋条約機構(NATO)は「関係見直し」などの強い措置で包囲網を敷く動きをみせている。いま、黒海周辺では、「撤退」表明しながら居座ろうとするロシアと米国との間で緊張も高まっている。しかし日本の政府も国会も夏休み気分に浸り、傍観者を決め込んでいるようだ。 「(日本が)特段何かすることはない。グルジアと言っても、みんなピンとこない国だ」。グルジア紛争について外務省幹部は涼しい顔で言ってのけた。 福田康夫首相は9日の長崎市内での記者会見で「大変憂慮している。これ以上(情勢が)悪化することがないよう、すべての当事者が自制して和平協議のテーブルにつくことが必要だ」と述べたが、首相が声高に唱える「平和協力国家」の姿勢は見えてこない。外務省の対応も高村正彦外相が12
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