大気汚染で年4万人死亡[ロンドン発]イギリス環境相マイケル・ゴーブが大気汚染対策として電気自動車やハイブリッド車への切り替えを進めるため26日、2040年以降、ディーゼル車とガソリン車の販売を禁止すると発表する見通しです。英メディアが一斉に報じました。 窒素酸化物による大気汚染が違法レベルに達しているとして、イギリス政府は対策を講じるよう再三にわたって高等法院に命じられ、計画発表の期限を今月31日に定められていました。 労働党のブレア政権は地球温暖化対策を進めるため、温室効果ガスの二酸化炭素を排出するガソリン車よりも、窒素酸化物を出すディーゼル車を推奨しました。00年には320万台だったイギリスのディーゼル車は、1000万台まで増えました。ディーゼル車に力を入れるドイツを優遇する欧州連合(EU)の戦略で、ガソリン車を生産する日本に不利に働いたと言われています。 王立内科医協会と王立小児保健