フランス大統領選挙の決選投票が日本時間8日午前3時に締め切られ、独立系のマクロン候補が勝利した。極右政党のルペン候補は敗れ、フランスは引き続きEU(=ヨーロッパ連合)に残留することになる。 フランスの公共放送が投票締め切り後に出した予測では、前の経済相で独立候補のエマニュエル・マクロン氏(39)が65.5%の票を獲得するとして勝利が確実だと伝えた。極右政党・国民戦線のルペン氏は34.5%で大敗した。 日本時間8日午前0時時点の投票率は65.3%で、先月の第1回投票を4ポイント下回る低い投票率。ルペン氏は、投票締め切りのわずか10分後に敗北を認めた。 敗北宣言するルペン候補「フランス国民は変化ではなく、今の政治が続くような大統領を選びました。私はマクロン氏に電話し、彼の勝利を祝いました」 その上で、ルペン氏は、選挙戦を通じて国民戦線への支持が拡大したとして、今後も愛国主義的な活動を続ける考え