韓国政府は近く、TPP=環太平洋パートナーシップ協定に参加することを最終的に決める見通しとなり、各国との協議に臨むにあたって日本政府などに協力を求めるものとみられます。 韓国は従来、各国と個別に自由貿易協定を結ぶことに重点を置いてきましたが、去年10月にTPP交渉が大筋合意に達したあと、参加に前向きな方向にかじをきり、TPPの内容の分析を進めてきました。 10日のチュ産業通商資源相の発言は、TPPに加われば韓国企業の輸出や投資にいい影響を与えるという結論に達し、近く参加を最終的に決めるという見通しを明らかにしたものです。 ただTPPは、すでに各国が協定文書に署名をしており、韓国が参加するには各国と協議して合意を得なければならないため、最近、関係改善が進んでいる日本から協力を得ることに期待を示した形です。