人間の身体は、激しい運動をすることで酸欠状態になった身体へ再び酸素を取り戻す働きをします。一度酸欠状態になった場合は、運動する前よりも運動後の方が酸素を消費する量が増えます。 この体内で行われる酸素を取り戻しているリカバリーの間は、運動前よりもカロリーの燃焼率が高いと言われています。 ジムでの激しい運動後や1時間以上運動した日に、身体の火照りを感じたり、いつもよりも深い呼吸をしていませんか?簡単に言えばそれがEPOCの状態です。 体内のエネルギー変化 運動生理学者 ネルソン教授によると、筋トレを開始し、例えば重量挙げをしたとして、まず初めに体内で変化するのがATP(Adenosine triphoshate/アデノシン三リン酸)-PC(Phosphocreatine/クレアチンリン酸)システムと呼ばれるエネルギーが、とても短い2秒から10秒間に上昇し下がります。 このエネルギーシステムは体