世は空前のランニングブーム。しかし趣味が高じての過激なトレーニングは、性生活の障害になりうることが「週刊文春」の取材でわかった。 いまや日本のマラソン・ジョギング人口は2020万人。だが、毎日走り続けるランナーの中に、性機能の低下や精力減退に悩む人が増えているという。 タイムを狙うランナーは要注意 ©文藝春秋 都内在住の後藤安弘氏(仮名、40)が自身の体験を明かしてくれた。 「もう1人欲しいという妻の希望もあって、子作りに励みました。でもそこで思いもよらぬことに、自分がED(勃起不全)になっていることに気付いたのです。それどころか、どうしてもセックスする気になれない。性欲がまるでわいてこないのです。妻から浮気を疑われるほどでしたが、思い当る節がないので、自分でも困惑しました」 後藤氏は4年ほど前からランニングに夢中になり、10~12キロ走るトレーニングを月に20日行っていたという。だが、こ