胎盤哺乳類の祖先とされる架空の小動物の想像図(提供日不明)。(c)AFP/CARL BUELL/AMERICAN MUSEUM OF NATURAL HISTORY 【2月8日 AFP】(一部更新)人類はサルから進化したとされているが、そのはるか昔には虫を食べる小さな4足歩行動物だったとする研究論文が7日、米科学誌サイエンス(Science)に発表された。 6年に及ぶ国際研究では、現代と先史時代のさまざまな種の遺伝的・身体的特性を含む大量のデータを分析し、哺乳類の進化の詳細な系譜を再現。中でも、人類やウマ、クジラなどを含む胎盤哺乳類に焦点を当てた。 これまで広く受け入れられていた仮説では、地球上の恐竜を含む全生物種の70%が消え去った大量絶滅以前にも多様な胎盤哺乳類が存在していたと考えられていたが、国際研究チームが導き出した結論はこの通説を覆すものだった。 従来説は遺伝データのみに基づいて