強いストレスは、時に仕事の妨げにもなる。その一方、ささいなミスが命の危険につながるJAXA(宇宙航空研究開発機構)の職員――特に宇宙飛行士は、仕事で成果を出し続けているように思える。 高いストレス環境下でも結果を出すチームは何が違うのか。ビジネスリサーチラボがJAXA職員に行ったインタビューから、民間企業にも役立つ“良質なチームの条件”が見えてきた。 高ストレス環境下でも、そう感じないのはスーパーパーソンだから? インタビューを行ったビジネスリサーチラボ・神谷俊さんによれば、宇宙飛行士候補者は「死ぬかもしれない」という緊張感と戦わねばならないにもかかわらず「新しいことへの挑戦にわくわくして」おり、これといった「不安がない」「弱音や愚痴を吐くことがない」など「日々の訓練を楽しんでおり、特別なストレスを感じていない」と答える傾向があったという。 その理由は、もともとストレスをものともしないスー