本連載は第1回と第2回で、Oracle Real Application Clusters(以下、RAC)を導入する際の考慮事項、Red Hat Enterprise LinuxにRACを導入する際のOS設定について解説しました。今回はいよいよ、実際にRACを構築する際のポイントを解説します。 RACの構築というと途端に難解だというイメージを持つ方もいるかと思いますが、Oracle Clusterwareの導入が加わるだけで、それほど大きな手順の変更はありません。実際の構築では、図1の順番で製品を導入し、データベースを構築することとなります。 今回はこの構築手順の中から、特にRAC固有のフェイズについて解説します。以下の手順は、「racsrv1」「racsrv2」という2つのサーバに、「atmark」というデータベースを構築したケースです。 Oracle Clusterwareの導入 Or
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