国連総会に出席した北朝鮮のリ・ヨンホ外相は、日本時間の25日夜遅く、ニューヨークの滞在先のホテルの前で報道陣の取材に応じ、トランプ大統領の北朝鮮をめぐる発言について「アメリカが、宣戦布告をした」と非難しました。そのうえで「今後、アメリカの爆撃機が領空に入らなくとも、撃ち落とす権利を含む、すべての自衛的対応の権利を保有することになる」と述べて、トランプ政権を改めて強くけん制しました。 リ外相は今月22日、北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が発表した声明で言及した「超強硬な対応措置」について「おそらく水爆の実験を太平洋上で行うことになるのではないか」と述べていて、トランプ政権への威嚇を強めていました。