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シグマ計画に関するs-akiyoshiのブックマーク (2)

  • シグマ計画/(コ)の業界のオキテ

    シグマ計画というコンピュータに関する通産省の国家プロジェクトがあった。このプロ ジェクトは、ソフトウェア開発の効率化を目指したものであった。 「1990年には60万人のソフトウェア開発技術者が不足する」 との報告書が1984年に産業構造審議会から出され、将来のソフトウェア・クライシス 対策として始まった。このプロジェクトに下に作られたコンピュータが「シグマ・コンピュー タ(シグマ・ワークステーション)」である。正確には、シグマ計画で作り上げた物は、 コンピュータではなく、シグマOSというコンピュータを制御しているオペレーティング・ システムであるが、そんな細かいことはどうでも良い。 結論から先に言えば、この国家プロジェクトは、見事なまでの大失敗であった。国家プ ロジェクトの期間は1985年からの5年間であった。終了時点で失敗ははっきりしてい たのであるが、プロジェクトの期間が終わると同時に

  • シグマはどこへ消えた?

    手元に一冊の古がある。 タイトルは「マンガ ソフトウェア革命」、1987年10月31日にコロナ社から発行された初版第一刷である…などと情報を小出しにするのは止めよう。書の副題は「Σプロジェクトの全貌」、監修が IPA(情報処理振興事業協会 シグマシステム開発部)、これでどうだろう。 まだ何のことか分からない? ということはあなたはΣプロジェクトのことをご存知ないのですね。実は僕も詳しくは知らなかった。時折なにかの拍子に名前を聞くことはあったが、それについて詳しく説明してくれる人はいなかった。僕が知っていたのは、藤原博文さんが「(コ)業界のオキテ」で書かれた文章の導入レベルである。つまり、それが1980年代半ばに産業構造審議会から出された将来ソフトウェア技術者が大量に不足するというソフトウェア・クライシス予測を受けて、通産省(現経済産業省)が立ち上げた国家プロジェクトであるということ、

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