プログラミングいまや、インターネットはあまねく広がり、いままで何度も喧伝されて来てはバズワードとして去っていた「分散コンピューティング」が、現実のものとして普通に取りざたされる世の中です。でも今よりももっと前、10年以上も前に、「分散コンピューティングの八つの誤信」と呼ばれる、簡潔かつ重要な提言がされていました。一部の人はこの話を今でも覚えていると思いますが、忘れ去られるのも惜しいので、ここに記録しておきます。この提言が生まれた企業はもう既にありません。その会社のマントラは「ネットワークこそがコンピュータだ」でした。 分散コンピューティングの八つの誤信ネットワークは安定している 帯域は無制限だネットワークはセキュア(安全)だトポロジーは変化しない 管理者は一人である 転送コストはゼロだネットワークは均質だ レイテンシはゼロだこれらのひとつであっても、前提にしている分散システムは、欠陥を抱え