HCDをやれば、その事業は必ず儲かるということになれば、企業にHCDを導入するのに苦労は無いだろう。HCDはそもそも、その恩恵を受ける人間を中心にして、その人間が喜ぶモノ(ハード、ソフト)、サービスを提供しようとするものである。だから、HCDで創り出されたモノやサービスは、その対象となる人間には喜んで利用してもらえるはずで、それを提供する事業者は儲かるはずである。しかし多くの場合,必ずしもその通りには行かない。 うまく行かない原因は? HCDで創り出したと言っても、実際には対象とする人間が喜んで利用てもらえるものになってなかったということになる。HCDはUD(ユニバーサル・デザイン)やCS(カスタマー・サティスファクション)のような単なるスローガンではなく、その進め方と、各ステップで活用できる多くの手法が準備されている。HCDのプロセスと各種の手法を活用すればHCDを達成できるはずなのだが
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