本連載でも数多く取り上げているように、日本でもウェブサービスを事業をした起業(いわゆる「スタートアップ」)が増加しています。その中でも特に増加しているのは20代〜30代前半の若い世代による起業です。本日は、若手スタートアップが増えている理由について3つのポイントで考察してみました。 1. 「大企業勤務」の魅力が失われつつある 一昔前までは「大企業で終身雇用」というのが理想のキャリアだったかも知れませんが、今や終身雇用も崩れ、大企業に勤めることは以前ほど魅力的ではなくなりました。 奇しくも、私自身も入社一年目の会社(従業員25,000人規模)が、入社直後に合併し、翌年大規模なリストラをする、といった経験をしています。JALの破綻、東京電力の問題などを見ても「大企業だから安心」というのが幻想であることは、若い世代に限らず既に常識となっている言っても良いでしょう。 最近の学生は就活市場が厳しいこ