Copilotの核は「企業内データ連携の改革」にあり 一方、マイクロソフトの発表において重要なのは、「パワポ書類が一発でできる」ことではない。前出のように、それは十分予測できたことであって「ああ、便利そうだな」という範疇(はんちゅう)を超えるものでない。 ポイントは、以下の図に示されたビジョンにある。この図は、マイクロソフトが同社のサービスとMicrosoft 365 Copilotの関係を示したものである。重要なのは左下の「Microsoft Graph」の存在だ。 Microsoft Graphは、Microsoft 365やAzureで提供されるサービスにアクセスする仕組みで、蓄積されたデータを活用したアプリの開発に使われる。 従来からマイクロソフトは、さまざまなデータをMicrosoft Graphで扱える形で蓄積しつつ、分析ツールや顧客とのコミュニケーションツール、業務支援などに
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