2008年11月24日に発表されたオンライン広告に関するIDCの調査にあるように、SNS内の広告はクリック率、コンバージョン率ともにウェブ全体の平均よりも低いということが指摘されています。Web1.0と呼ばれたポータルサイト全盛の時代では、ユーザーはウェブサイト運営者に情報を求めていたのですが、Web2.0と呼ばれるユーザー参加型のサイトでは、運営者は文字通り場所を提供するだけで、ユーザーの求める情報は他のユーザーから発信されるものとなっています。 そのため、単純にページビューの多さを売り出し、インプレッション(表示回数)に応じて課金する広告枠(CPM広告)を販売しても、そのページビューはほとんど「足あとのチェック」、「日記の書き込みによる画面遷移」、「プロフィールの更新」、「ログイン・ログアウト」といったユーザーの消費欲求とはおおよそ関係のない行動の産物でしかない、という状況が生まれてい