今季のインフルエンザの治療薬として需要が高まっているリレンザの追加供給を検討していた製薬メーカー「グラクソ・スミスクライン」の日本法人は2月10日、フランスにある工場から200万人分を追加輸入することを決定したと発表した。市場への供給開始は2月下旬の予定で、同月に40万人分、3月60万人分、4月100万人分が流通する見通し。 同社は当初、300万人分のリレンザを確保していたが、今季流行しているインフルエンザウイルスの約半数を占めるA-H1N1型(Aソ連型)の多くがタミフル耐性を持つため、厚生労働省は1月末、同社に追加供給の検討を依頼していた。 同社では、「現時点で十分なリレンザが流通していると考えているが、在庫の偏在などを防止するために出荷調整に入っている」としている。 【関連記事】 ・ インフルでの休校数、昨年同期の4倍 ・ うがい、実はインフル予防に効果ない? ・ 新型イン