インフルエンザワクチンの供給が例年より遅れ、一部の地域で不足している問題で、医師らで作る団体が7日、厚生労働省に対し、ワクチン不足の解消を求める緊急の要望を行いました。 この問題で、全国の医師らで作る団体が7日、都内で会見を開き、厚生労働省に対しワクチン不足の解消を求める緊急の要望書を手渡したことを明らかにしました。 団体によりますと、先月24日までの5日間に大阪で行った調査では「ワクチンが足りていない」と答えた医療機関が全体の74%に上ったということです。 また東京でも子どもや高齢者の接種を優先して、それ以外の人たちは断るケースが相次いでいるということです。 団体は要望の中で、ワクチンの供給不足の実態や原因を調査するとともに、再発防止策を検討すること、それにワクチンの供給体制の抜本的な改善を求めています。 これに対し厚生労働省は、今月末までには必要な数のワクチンを供給できる見通しで、今後