新型ロケット「イプシロン」初号機が27日午後1時45分、鹿児島県肝付(きもつき)町の宇宙航空研究開発機構(JAXA)内之浦宇宙空間観測所で発射態勢に入ったが、予定時刻を過ぎても打ち上げられなかった。同日の打ち上げは中止となった。原因や今後の打ち上げの可否は明らかになっていない。 この日は早朝から機体や地上設備の点検作業を進め異常がないことを確認していたが、最終カウントダウンが途中で中断された。 イプシロンは3段式の小型ロケットで全長約24メートル。JAXAが約200億円で開発した。低コストと効率性が特徴で、H2Aの固体ロケットブースターやM5の技術を転用して開発費を抑えた。IT(情報技術)の活用で簡易な打ち上げ管制を実現し、初号機は機体を自動点検する世界初の装置を搭載した。
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